
ダイワ 22 HRF ハイコストダウンロッドだった!
私は漁港や堤防でアイナメ・キジハタ・黒鯛・サンバソウを釣るのは7.6フィートが一番使いやすいと感じています。
今年はダイワのHRF(ハードロックフィッシュ)ロッドがリニューアルされて、7.3から7.6フィートの長さに変わり喜び勇んで予約注文をしました。
そのロッドを手に取って眺めてみると違和感が。。。
目次
えっ!アルコナイトリングなの?
ガイドの大きさを確認しているとなんかガイドリングが黒い。ティップ先端の第1ガイドリングはSICなんだけど、その他のガイドリングはアルコナイト。

アルコナイトリングは丈夫で割れにくくて良いんだけども、このクラスからは滑りの良いSICが常識だと思っていたのでがっかり。
これからは定価(税抜)で27,000円以上じゃないとSICリング装着しないって事か?確かにサイト上でオールSICとは書いていない。
もちろんブランクスやグリップは良いものを使用しているが、ハードロックフィッシュXと比べても上位ロッドとは感じにくいと私は感じた。
メタルパーツがない!
これにもびっくり!グリップエンドのメタルパーツが無いんですよ。これもハードロックXと同じ。
このグリップエンドのメタルパーツがないと一気に安物感が出てきてしまいますね。今どき中華ロッドでもメタルパーツで装飾されています。


私の所有するロッドでメタルパーツがないのはこの22HRFだけ。軽量化のためにあえて無くしたなんてありえません。アルミ素材なのでほとんど重量増加はないと思う。
単純にロッド製作でのメタルパーツ工程が省かれますのでのコストダウン化をしているとしか考えられません。
パーミング性がイマイチ!
私は3フィンガーでベイトリールを握り込んでいるのですが、この22HRFはピッタリフィットというよりも窮屈と感じます。

手が小さく指も細めの私がそう感じるのですから、一般男性でしたらほとんどの方はそう感じるでしょう。
薬指の第1関節がベイトリールのギア側カップの出っ張りに当たって痛い。まだ、素手で握れば当たる所を避けながらパーミングをすればなんとななりますが、安全や滑り止めのためにグローブをはめると窮屈でパーミング性が良くないと感じます。
コンパクトでパーミング性が抜群に良い22タトゥーラ80を組み合わせてもイマイチです。パーミング性で言うならアブのロックフィッシュロッドが数段握りやすいように感じます。
女性ならピッタリフィットとなるような気はしますが。。。
使用感について
1日だけですが堤防で使ってみました。
軽い
軽くて(120g)先重りもなく疲れづらいです。
ガイド抜けが良い
そこそこガイドリングが大きく、多分ガイドセッティングも良いのでしょう。リーダーをスプールに巻き込んでキャストしても不快なノットがガリガリとリングに当たることもありませんでした。
投げやすい
たぶんレギュラーファーストアクションだとは思いますが、7g~14gのシンカーのリグでもやや上方向でもライナーでも投げ分けが簡単で、ラインがガイドを抜けていく感覚が気持ち良く感じました。
22タトゥーラ80はピッチングがあまり得意ではありませんが、この22HRFのティップの反動の良さでカバーしてくれて良い感じでした。
そこそこ飛ぶ
ハードロックフィッシュロッドの割にロッド自体が細身なので振り抜けが良く飛距離もそこそこ出ます。もちろん、ガイド抜けやガイドセッティング、ブランクス等のバランスが良いのだと思います。
ハードロックフィッシュロッドの中ではという事ですが。
感度はかなり良い
魚のアタリはもちろん、沈みテトラにブチ込んでも感度が良いために根掛かりそうな感じが手に伝わり根掛かり回収能力はかなり高い。
シンカーのロストは1個だけでした。
まとめ
安いっぽい22HRFですが使用感としてはかなり扱いやすく疲れ知らずのロッドです。良型の魚を釣っていませんので、ファイトの感じはインプレできませんが、感覚として50cmまでの根魚には楽しめるロッドであることは間違いないと思います。
またこれだけ軽量な7.6フィートのハードロックフィッシュロッドはなかなか見当たりませんので、一度使ってみるのも良いと思います。
購入時期は価格が落ち着いてくる来年あたりが良いと思います。
良竿には間違いありませんが、使い込んでいくうちに印象が変わるかも知れません。
グリップエンドに汚れが溜まりやすいような感じなので、そのうち改良しようと思います。
また、パーミングに関してはできるだけグローブをはめずに素手で握るようにして使い込んでみます。
