
ベイト初心者が遠投するなら。。。これだ!
海でベイトタックル使うという事にはいくつかのメリットとデメリットがあります。
少しだけそのメリットとデメリットを説明してみますね。
目次
メリット
- キャストの精度が良い。
- 手返しが良くテンポ良くキャスト出来る。
- 力強く巻き上げられる。
- ロッド・リール・握り手との一体感がある
- 感度が良い
ですが、当然デメリットもあります。
デメリット
- バックラッシュが起こる。
- 軽い物が投げにくい。
- メンテナンスが面倒
- 遠投が難しい
ベイトタックルを敬遠している方はこのデメリットが障害となっていますね。
デメリットの克服
まずは、このデメリットを克服する方法を考えてみましよう。
◆バックラッシュが起こる

バックラッシュについてはロッドやリールのバランスやキャスト方法、ルアーやシンカーの重量等いくつもの要素が絡んでいます。
ですが、考えすぎるとややこしくなるので、PEラインの1.2~2号を使用してブレーキ設定を半分の強度にする、そして7割程度の力でキャストするとほとんど致命的なバックラッシュは起こりません。
◆軽いものが投げにくい
結論としては軽いルアー(7g以下)や軽いシンカー(6g以下)はスピニングタックルを使用してそれ以上の重さのものを使用しましょう。10g以上であればあるていど投げられると思います。
◆メンテナンスが面倒

これは私も同感です。
釣行後にしっかり塩抜きをしておかなければベアリングに塩の結晶が入り込み、ゴリ感が出てきて使えたものではありません。
しっかり、内部(ギア部)まで流水を通して水を切るまでは大した手間ではありません。
ですが乾いた後の分解、ギアのグリスアップ等のメンテナンスはかなり面倒です。思考を変えてこのメンテナンスを楽しむように自分にマインドコントロールをしましよう(笑)
◆遠投が難しい

長々と書いてきましたが今日の本丸は遠投についてです。
常時ベイトタックルで100mを投げたい!そう思うベテランさん達も多く、投げ釣りと同様に遠投はロマンとも言えます。
ベイトタックルでのド遠投は中級者でもハードルが高く、私も納得がいく飛距離を出す事ができません。釣り場でベイトでよく飛ばすね~。と言われることもありますが、あくまでも”ベイト(ベイトリール)で”ということです。
私がド遠投をしている横で投げ釣り師が200メートル以上を投げているので嫌になります。
また、100mを狙ってド遠投をやっていたら、指やら手首、肩も故障がちになってしまいましたので、今はそこそこ飛べばいいや~って感じになっています。
当然長いロッドでゴツいリール、そして重いジグやシンカーだとかなり飛びます。ですが、50投も投げ続けていると体が悲鳴を上げてきます。
なので、短めのロッドで普通のリール、10g~28g程度でも遠投できる初心者さん向けのタックルを紹介します。
簡単に遠投できるベイトロッドは?
私は8~9.3フィートのベイトロッドでド遠投をやっていましたが、先程も記載した通りそこそこ飛ばせる(60~80メートル)短めのロッドを使用しています。
そのロッドは、シマノの19ソルティーアドバンス ロックフィッシュ B76Mです。
もともとはアイナメや30cm台のサンバソウや40cm程度の石鯛釣りに使用していました。もちろん、タケノコメバルや黒鯛も視野に入れていました。
ですが、堤防での釣りでは少し強すぎるように感じていました。
新たにダイワのHRFというロッドを購入したために2軍ロッドになりそうでした。
試しに18gのシンカーや28gのジグを遠投してみると。。。
えっ。。。かなり飛びます!
重めのシンカーやジグを投げるときは力んでしまう傾向があります。ところがカーボン比率の低いこのロッドは力んだキャストでもオートマティックに曲がりジグ投がぶっ飛んで行ってくれます。
カーボン比率の高いロッドでも試しましたが、このロッドの方が投げやすくミスキャストも減ります。
しかも、ダイワのタトゥーラHLCという遠投向けのゴツいリールも相まって気持ちよくぶっ飛ばせました。それも簡単にです。
そうなんです!遠投用ロッドとして1軍復帰を果たしたんです。
しかも10,000円前後の比較的安価なロッド。
初心者さんが遠投をしたいなら7.6フィートのソルティーアドバンス ロックフィッシュB76Mです。フルキャストでぶっ飛ばす事が可能になります。
今年(22年)にこのロッドが新しくなりましたので、購入する場合は19ではなく22を選びましょうね。
詳しくは下の画像をクリック! シマノの商品ページにジャンプするぞ!

遠投に向くベイトリールは?
もちろん遠投向けのベイトリールはありますが、ゴツくて重たく、そして高価で初心者さんにはおすすめできません。
ですが、心配いりません!
比較的安価でバックラッシュも少なく遠くへ飛ばせるリールは存在します。
それは、19タトゥーラTWです。

このタトゥーラは34Φスプールでバーサタイル向けのベイトリールです。その割に18gと少々重いスプールのため最近の軽量スプールのリールより慣性が働いてよく飛びます。
ですが、中に内蔵しているブレーキユニットのバネは柔らかく設定されているので、バックラッシュ軽減に一役買っているという面白いリールです。
このリールは販売されて3年ほど経っているので、13,800~15,000円位とこなれてきているで、初心者さんでも頑張って購入してみようかっていう価格です。
ソルティアドバンスロックフィッシュB76Mと、このタトゥーラTWにPE1.5号を満タンに巻いてぶん投げてみて下さい。笑っちゃうほど飛びますよ。ブレーキセッティングは8~2でシンカー投が重くなるほど小さくしていくのが良いと思います。
今の釣り物としては28gほどの鉄板バイブぶん投げてサゴシを釣るのも良し、初夏のキス釣り、そして、夏の近距離戦でのキジハタやサンバソウ、秋のフクラギ釣りにも活躍します。
近距離から中距離はもちろん、時にはフルキャストのド遠投まで楽しめるタックルです。しかも、このロッド少々無茶しても笑っちゃうほど折れませんよ~。
このロッドでテトラから抜き上げました。
