
古くても「ジャパン メイド」は素晴らしい!
この”ちょい投げブログ”だけでなくナチュログの”ちょい投げブログ 2nd”にも過去記事で度々ご紹介している「10スコーピオンXT 1001」が今更ながら”メイド・イン・ジャパン”の製品であることに気が付きました。
手を加える(カスタマイズ)たびに、なんて素晴らしいリールなんだと感じます。ちょっとだけ深掘りしてみます。
メイド・イン・ジャパンの刻印
10年以上の間気にも止めていなかったのですが、たまたまリールを拭いていたら”JAPAN”の刻印を発見!

最新のシマノ中級ベイトリール以下は”マレーシア”で作られているようです。ほとんどのメーカーも海外で作られています。
海外で作られているからダメだと言う訳ではありません。最新の性能の良いリールを日本で作っていたら価格は倍に跳ね上がるでしょう。
今の時代スコーピオンやSLX等のベイトリールが定価で4~5万円も出して購入する人はいないでしょうね。
海外製(組み立て含む)のデメリット
ですが、ほとんど海外製(組み立て)になってから、「このリール当たりだ!」「ハズレ個体引いた~!」という声が増えているのは否めません。
私もシマノのベイトリールで2個連続でハズレ個体を購入しています。何をもってハズレ個体というかは難しいのですが、1回目の使用からゴリ感やシャラ音等の異音が発生しました。
クレームをシマノに出しても「規定内」と突き返されます。釣具店のスタッフも「これが規定内だったらお客様に売れないよ~。」とも言っています。
それは海外での検査が甘いんです。でも、これは仕方がないと皆さん諦めていますよね。それが嫌だったらアンタレスを買えよ!って話。
そう!アンタレスはジャパンメイド。ってことです。
もちろん、ジャパンメイドでもハズレ個体はあります。ですが、高額のリールなのでメーカーも力を入れてアフターサービスをしてくれます。
以前スピニングリールのツインパワーでも対応が全く違いましたから(笑)
文句を言っているのではありません。安いので諦めています。
自分でパーツを注文して直しています。シマノはほとんどのパーツを供給してくれるので助かります。
その点ダイワは。。。
やっぱりジャパンメイドは凄い!
このジャパンメイドの”スコーピオンXT 1001”(10スコ)は10年以上使用していますが、ギアとベアリング以外は部品の交換はありません。
※メインギア・ピニオンギア、ベアリングは消耗品
気になるガタツキも10年以上使用しているとは思えないほど快調です。
もう一台保有していますがこちらはそろそろギアを交換しないといけませんが、ガタツキ等はほとんどありません。
クリアランスという”あそび”が絶妙なのでしょう。
カスタマイズに耐えうるリール
この10スコはさまざまなカスタマイズをしています。
- KTFの7.9ギア
- 夢屋シャロースプール
- AIR BFS スプールベアリング
- 11スコーピオンDCハンドル
- 16スコーピオンハンドルノブ
- 8ボールベアリング
3.5g~10.5gのシンカーを快適に投げることができるセッティングのためのカスタマイズです。
夢屋のシャロースプール(マグネシウム)はベイトフィネススプールでは無いので頑丈です。また、アルミボディやサイドカップの精度も高く剛性も高い。
ですから、ベイトフィネス寄りの釣りから、年無し黒鯛をPE1.2号(100メートル巻けます)でやんちゃにやり取りしてもスプールもボディもなんともありません。
より軽い物を投げられるようにと最近のベイトフィネススプールは弱すぎで私の釣りには合いません。
軽量化もたやすくできる。
剛性や精度があるためにギアやハンドルを交換して軽量化しても何も問題ありません。
10スコの純正での重量は190g。
剛性を損なわず軽量化したこの10スコの重量は。。。

最新の22タトゥーラ80は180gなのでそれよりも軽いですね。パーミングはタトゥーラの方が上ですが、飛びの気持ちよさは遥かに10スコの方が上です。
もちろん3.5~10.5gのシンカーを使用した遠投とピッチングですが。
まとめ
確かにこの10スコが凄いのか、ジャパンメイドだから凄いのかは実際の所分かりません。
ですが、最近のベイトリールに比べて長持ちしているし現役なのは事実です。
19SLX MGLも22タトゥーラ80も素晴らしいリールですが、個人的には10スコにはかなわないように感じています。
早く引退させてあげたいのですが、なかなか準ずるリールが現れません。それで毎年リールを買ってしまいます。
この迷宮が終わる日を待ち望んでいる今日この頃です。
やっぱ!メイド・イン・ジャパンは素晴らしい!