
初心者対応!お気軽な泳がせ、飲ませ釣り仕掛け。
秋ですねぇ~。朝晩はクーラーのお世話にならなくて良い季節です。
もちろん、釣りにおいても様々な魚の活性が上がってくる時期となります。
ですが!
今年は特に餌取りが多くて釣りにならない事もしばしば。
そんな時はお気楽・お気軽な豆アジの飲ませ(泳がせ)釣りはいかがでしょう(笑)
目次
泳がせ(飲ませ)釣りとは?
サビキ釣りで釣った豆アジやイワシ、サバなどを釣り針に刺して泳がせて釣る釣法です。

小魚を捕食する中型~大型を狙うのですが、泳がせ専門の方はブリやカンパチ等大型の青物を狙っています。
今回は中型魚を対象とした初心者さんでも簡単・お気楽にできる仕掛けをご紹介します。
まずは、豆アジを釣らないと。。。
まずは餌となる小魚(豆アジ)を釣らないと話になりません。
そんな時はサビキ釣りが良いですね。

まずは3~5尾位を釣ってバケツで活かしておきましょう。
サビキと泳がせの共通タックルは?
サビキ用、泳がせ用と2本のタックルがあると楽ですが、ここはお気軽に1本のタックルでやってみましょう。
推奨のタックルは、ちょい投げでキス釣りの後にサビキ→泳がせといったふうに移行できるタックルが良いですね。
例えば、ガイドが大きめの、
・8フィート以上でMパワー表記以上のシーバスロッド
・9フィート以上のライトショアジギングロッド
・3000番~4000番程度のスピニングロッド
もちろん投げ竿や磯竿3号でも大丈夫です。
サビキから泳がせへの簡単仕掛け移行
サビキ釣りの準備をする前に、泳がせ釣りの準備も一緒に行いましょう。
具体的にはー
・ウキ止め
・シモリ(4号程度の夜光ビーズも可)
・発泡ウキ 8号~10号(発泡シモリ玉・蛍光シモリ玉)
・シモリ(4号程度の夜光ビーズも可)
・サルカン(ローリングスイベルなど)

このウキ止めからサルカンまでは共通して使用します。
サビキの場合はウキ止めをサルカン近くまで下げて、泳がせの場合はアジから発泡玉までの棚を考慮して(適当です)ウキ止めを上げます。

そうすることで針を結んだ仕掛けをサルカンに繋げるだけで済みます。
メインラインがPEの場合は4~5号程度のナイロン、または、フロロカーボンリーダーを3~4メートルほど、仕掛けは50cm程度が良いでしょう。
サルカンより下の仕掛け(刺針部)は30~50cmで十分です。あまり長いと投げにくいので。
また、ウキ止めは最後のガイド以内に収まるようにして下さい。
豆アジの付け方(刺し方)
豆アジを刺す釣り針は、チヌ針の4号程度、トリプルフックの場合は6号前後です。
背掛け
様々な付け方がありますが、最初は背掛けだけで十分です。


背掛け+腹掛け(孫バリ仕立て)
腹部ばかり食われる場合はチヌ針を外掛け結びで結び背に刺し、余った糸でトリプルフックを結び肛門部にトリプルフックの1本だけ刺します。

お気楽泳がせの釣り方
お気楽泳がせは大きく2種類の釣り方があります。
足元で泳がせる
これは10メートルほど沖までちょい投げしベールを閉じて、そのテンションで足元で豆アジが「ふらふら」と泳がせる方法です。
この方法は堤防の足元に居着きや回遊している魚を狙う釣りですので、ウキ釣りに近い釣りとなります。画像のようにラインを海面にただよせます。

活き餌を豆アジからカニに替えることで根魚や黒鯛・デカいサンバソウが釣れます。
豆アジでは小・中型の青物、キジハタや黒鯛、シーバス、デカいカサゴがターゲットとなります。
沖へ流す
これも10メートルほど沖にちょい投げしてベールを開けたまま、テンションを掛けず豆アジが自由に沖まで泳いでもらう方法です。
こちらは中・大型の青物や底物(ヒラメやマゴチ)となります。
Amazonで揃えてみる?
道具仕立てについては釣具屋さんに聞きながら揃えるのが一番良いのですが、「恥ずかしい・面倒くさい」という方もいらっしゃるでしょう。
そんな時はAmazonなどネットショップで揃えるのも良いでしょう。
ロッド
9フィート~9.6フィートシーバスロッドやライトショアジギングロッドが汎用性が高いです。シーバスロッドのMパワーが軽くて強くて良いでしょう。
朝マズメは20~28gのジグを使用したライトショアジギング、そして、7号程度の天秤オモリを使用したちょい投げキス釣り、そして、サビキ釣りからの泳がせ釣りといったローテーションを1本のロッドでまかなうことが可能です。
現在はAmazonの倉庫が在庫切れのようですが、他の出荷元では購入が可能です。
リール
3000番~4000番のスピニングリールが上記のロッドにマッチします。初心者さんには、ねじ込み式ハンドルでリールフットに強度がある22サハラが良いと思います。
重すぎると疲れちゃいますので、ここでは3000番をご紹介します。
メインライン
私のおすすめはPEラインです。水面に浮く(漂う)ことで発泡シモリにテンションがかかりにくいのです。また、遠投が楽に行えるのでおすすめです。
細ければ遠投が効くし太ければパワーがあります。両立させるため1.2号がおすすめです。また、3000番のリールに200メートル巻けるので魚が走っても安心です。
リーダー
ナイロンリーダーでも良いのですが、ここはフロロカーボンリーダーといきましょう。フロロカーボンラインは沈む特性があるので、発泡シモリから真っ直ぐに降りてくれる方が良いと思います。
太さに関しては4号(16ポンド)・5号(20ポンド)のどちらでも構いません。
ウキ止めゴム
ウキ止めゴムがガイドを通るため細長いタイプがおすすめ。
シモリ玉
発泡シモリ玉を挟み込み、ウキ止めやサルカンで痛め内容にシモリ玉を挟むのですが、穴が大きめの通りが良いビーズでも構いません。
一度に揃えるならシモリ玉を購入してみると良いです。
発泡シモリ玉・蛍光シモリ玉
まずは8号(24~25mm)を購入すると良いでしょう。ガン玉で浮力調整をする場合やアジが大きい場合は10号(30mm)でも構いません。沖に流す場合は10号が良く見えて良いです。
サルカン(スイベル)
スムーズに回るローリングスイベルをおすすめします。あまり安い物だと大物がヒットした場合に変形する場合が。。。
針・フック
釣り針は消耗品となりますので、無くなった場合はやっぱり釣具屋で追加購入がおすすめです。ですから、どこの釣具屋さんでも取り扱っている物をご紹介します。
1本針の場合
トリプルフックの場合
2本掛け(本針・孫針)の場合
本針はカン付ではなく普通の針で、孫針にトリプルフックを使用する場合です。
本針は外掛けで結び、余った糸に上記のトリプルフックを結ぶだけです。孫バリは肛門近くに刺すと良いでしょう。
サビキ仕掛け
釣れる量よりトラブルを避けるため、針は少なめでショートの仕掛けをおすすめします。
※上州屋にもっと激安なショートサビキ仕掛けが売っています。
サビキカゴ
これも釣具屋ならもっと安いのがありますが。。。号数的には8号が使いやすいです。
サビキ餌
ガッツリサビキ釣りをする訳ではないので、臭いニオイがなく何度でも使えるタイプが便利です。
活かしバケツ
海水を汲んでアジを生かしておくバケツ(バッカン)です。
これはダイソーで買いましょう(笑)
まとめ
泳がせ(飲ませ)釣りだけで勝負するのではなくて、石ゴカイや青虫を300円ほど購入して、最初はちょい投げキス、そしてサビキ釣り、最後に豆アジの飲ませ釣りといったお気楽・お気軽な釣りです。
釣り場に居るカニやフナムシを同じ仕掛けでウキ釣りのようにも楽しめます。
また、仕掛けも簡単で浮力調整もあまり考えなくても良いので、ファミリーフィッシングやのんびり1日釣りを楽しみたい場合に最高です。
一度試してみては。